更新日:2023年10月30日

公開日:2016年5月10日

近い将来に自毛植毛の手術内容が変わるかもしれません

2019年6月4日、今後の自毛植毛に関係するであろう、とても興味深いニュースが理化学研究所から届きました。

 

それは、「毛包細胞(髪の毛を作る細胞)の大量培養に成功した」というものです。

 

毛包の培養で自毛植毛が変わる!?

 

これが実用化すると、薄毛対策の一つである、自毛植毛は格段に身近なものになるのは間違いありません。わかりやすく言うと、再生医療の一つとして髪の毛の元を培養することができるようになるからです。

 

この技術がなぜすごいのかと言うと、現在の自毛植毛だと後頭部から元気なグラフト(毛根)を採取して髪の毛が薄くなった頭皮に移植しています。しかし、手術の際にどうしても避けて通れないデメリットがあります。

 

後頭部のグラフト(毛根)を採取するデメリット
  • 傷あとになる
  • 採取した場所は2度と髪は生えない
  • 手術時間が長くなる

 

もしも、毛包の培養ができるとこのようなデメリットが全てなくなります。

 

つまり、後頭部の元気な毛根をそのまま、傷をつけることなく植毛手術ができるという夢のような技術なわけです。

毛包の培養ができるとなにがすごいの?

培養した毛包を薄くなった頭皮に移植することができれば、今後、自然な髪の毛が生え続けることになります。そのもととなる細胞なんです。

 

今回の発表で重要なのは、今まで大量に培養することができなかった、髪の毛が生える細胞を大量に培養することに成功したという事実です。

 

実際に培養された毛包細胞

右の画像は実際に培養された毛包細胞と同じチカラを持つ細胞です。(赤丸の白い部分)

 

上に伸びている毛のようなものは髪の毛が生える方向を示すナイロンの糸です。

 

毛包細胞の培養流れ

  1. 人間の頭の皮膚を採取
  2. その中から3つの幹細胞を取り出す
  3. 3つの幹細胞を組み合わせて毛包(髪の毛の元になる細胞)と同じチカラを持つ組織を作成。

 

さらにこのような手順で作った毛包を、安定して大量に培養する技術も、京セラと共に開発したそうです。

 

実際に数字が発表されましたが、結果的に、少量の頭皮から髪の毛5千本~1万本の髪の毛を生やせるという言うのです。

 

毛包培養の技術は実用化されるのか?

理化学研究所では、すでにマウスで実験をしています。実際に発毛しているマウスの画像です。(青枠内)

 

培養された毛包細胞を移植したマウスの画像

<提供:理化学研究所>

 

引き続き行われるマウス実験で安全性の確認がとれれば、2019年にも脱毛症に悩む、男性を対象に臨床試験を開始すると言っています。

 

そして、2021年の実用化を目指すと明確に目標を設定しています。

 

想像しているよりもかなり早くに実用化されそうですね。

自毛植毛の新技術への期待まとめ

男性、女性問わず、日本で薄毛に悩む人は約2500万人いると言われています。

 

現在でも個人差なく髪の毛を生やすなら自毛植毛と言われていますが、健康な後頭部の毛根を採取することが大きな障害となっている人もいるかも知れません。

 

この再生医療によって、毛包細胞の培養が実用化されて、今よりもリスクを抑えて自毛植毛できる日がすぐそこまできているのかもしれません。

 

今後、この技術がどのように実用化されていくのか楽しみですね。

 

再生医療の毛包培養は実用化が見えてきたけど・・・

今現在、薄毛に悩んでいる方にとっては、2、3年というのは短いようで長い年数です。しかも、自毛植毛は手術後、髪の毛が生えるまでに6ヶ月~12ヶ月かかります。

 

つまり、再生医療を使った自毛植毛の技術が承認されて、髪の毛がちゃんと生えるまで、どんなに早くても3年~4年はかかることになります。

 

それまで待つのか、今の技術の自毛植毛手術を受けるのかということになります。

 

薄毛は人それぞれです。まず、悩む前に薄毛で苦しんでいる胸の内を、同じ苦しみを経験したスタッフに話してみるだけでも気持ちが楽になりますよ。カウンセリングを受けても、納得できなければ植毛手術を受けなくて大丈夫です。

 

私もカウンセリングを受けましたが、こちらのわからないことはしっかり答えてくれるし、無理な押し売りもしてきませんでした。「植毛はひとつの選択肢でしかありません」と言われてどれだけ心が救われたことか・・・

 

カウンセリングはもちろん無料です。

 

 

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